個人事業主・フリーランスに仕事専用の電話番号は必要？電話番号を用意するメリット・デメリットをご紹介

はじめに

個人事業主やフリーランスにとって、仕事専用の電話番号を用意するべきかどうかは、開業・起業時に悩むポイントの一つです。わざわざ費用をかけてまで用意する必要があるか疑問を持つかと思います。

結論から言うと、個人事業主・フリーランスであっても仕事専用の電話番号は持ったほうが良いです。

そこで、個人事業主・フリーランスの方に、仕事専用の電話番号を用意するメリット・デメリットをご紹介いたします。

個人事業主やフリーランスの方が開業・起業するのに新たに電話番号を用意しなくても問題はありません。プライベート利用している携帯番号で良いです。

例えば、税務署へ「開業届」を提出する際、電話番号を記載する欄がありますが個人利用の携帯番号を記載しても問題ありません。また、確定申告書に記載する連絡先も「携帯電話」という選択肢があるくらいですので、税務上はプライベート利用の携帯番号でも良いです。

050や03番号などの固定電話番号の場合、取引先からの信頼度が上がります。

特に、士業(弁護士や税理士など)の方は顧客との信頼関係が重要になる為、固定電話番号を持たない方はいないでしょう。

士業でなくても、最近では携帯電話を使った勧誘電話や詐欺電話も見受けられるので、固定電話番号を用意できると、相手先への不信感を無くせる可能性があります。

スマホの電話アプリ(クラウドPBX)を利用することで、固定電話を用意しなくても簡単に050や03番号などを取得することもできます。

携帯電話をプライベート用と仕事用の2台持ちにすれば、取引先に仕事用の電話番号だけを知らせておくことでプライベート用の電話と分けることができます。

2台持ちをしたくない場合は、スマホの電話アプリ(クラウドPBX)を導入することで、1台のスマホでプライベート用・仕事用の2つ電話番号を持つこともできます。

プライベート用と仕事用電話番号を分けることで、顧客との通話履歴を簡単に区別できます。

これは、過去のやり取りを振り返りやすく、より適切な対応をするために役立ちます。

唯一のデメリットであり最大のデメリットが、コストです。

毎月の費用は発生しますが、使い方によっては毎月500円～1,000円程度で済ませることもできます。

※別途、導入費用・通話料が発生します。

仕事専用の電話番号は無理して用意する必要はありませんが、『信頼感』『プライベート分け』『顧客管理』の観点から用意することをおすすめします。

もちろん事業を始めたばかりで必要性を感じない方も多いと思いますが、将来的に必要となる可能性は十分にあります。

そんな方には、自分に合った電話スタイルを考えておくことが良いです。